「明日の文化」

2020.10.16 Friday 05:39
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    しからば、大転換以後の文化とはいかなるものであろうか、それは勿論、霊的文化の発生と、その飛躍であらねばならない。
    そうして霊と物質との関係がある程度 闡明(せんめい)する事によって、既成文化の躍進もまた素晴しいものがあろう。
    それは勿論、時は戦後であり、発生基地は、日本でなくてはならないのである。
    そうして、空気が機械文明の発達によってその実体を把握し、人類に役立つものたらしめたと同様の意味において、今より一層機械が発達した暁、霊の実在を測定し、それを有用化するという事も、決して夢想ではないであろう。
    ただ私は、霊と病気との関係を研究しつつ、ついに霊なるものの実体・因果関係等を知るに到ったのである。
    そうして、それらは人間の病原のみではなく、森羅万象あらゆる物の変化、流転等にまで、密接な関係のある事を知り得たのである。
    しかしながらこの著述は、病気の解決が主である以上、大体その方針を以て説き進めるのである。
    そうして、霊的科学を有用化し、人間の健康に対し、驚くべき偉力を発揮出来得るように大成さしたその事が、この日本医術なるもので、ただ時代より先んじたまでである。
    又、霊なるものの実在を人類に知らしめる第一歩としては、霊の実体を誰の眼にも見得るような方法が生れなければならない。
    それについて、私は一のヒントを与えようと思うのである。
    先年、ある本に書いてあった。西洋の霊科学者の一人が霊衣を見得る方法を発見したというのである。
    それはディシャニンなる薬剤を硝子(ガラス)に応用すれば、霊を視得るというのであるが、これは、充分の成果は挙げ得なかったとみえて、その後立消えになったようである。
    ここで、考慮すべき事は、写真のレンズである。西洋においても日本においても、幽霊写真なるものが、今日まで相当映写されている。

    category:戦前の医学論文 | by:mistoshicomments(0) | -
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