「霊波と霊衣」

2020.10.12 Monday 05:48
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    又何代も続いた名家や富豪などが没落するのは、元来、社会的上位にある者は、それだけ国家社会から尊敬され優遇されている以上、それに酬(むく)ゆべき善徳を施さなければならないのである。
    しかるに、己の利害のみ考え、利他的行為が乏しいので、曇の方が増量するから、ついには形体は立派であっても、霊体は下賎者同様になっているから、霊主体従の法則により、遂に没落するという訳である。
    又、霊衣の薄い程不幸や災害を受け易いものである。
    それはどういう訳かというと、一例を挙げていえば、自己が従事している仕事が成績が悪く、又失敗し易いのである。
    それは曇の多い場合、頭脳の活動が鈍く、判断力や決断力が正鵠(せいこく)を欠くからである。
    しかしこれに注意すべきは、曇が多量であっても悪智慧で成功する場合があるが、それらは一時的であって決して永続性はないのである。
    又、曇の多い程、浄化作用が発生し易いから大病に罹り易いのであり、又災害を受け易いのである。
    たとえていえば交通事故のごときは霊衣の簿い人ほど災害をこうむり、厚い人は難を免れるのである。
    それは電車、自動車等が衝突する場合、電車自動車の霊は、霊衣の薄い人には当るが、霊衣の厚い人には当らないからである。
    よくそういう場合は、撥ね飛ばされて疵一つ受けない事があるが、それは急激に霊衣に当る場合、霊衣の弾力によってそうなるのである。
    右のごとくであるから、人間は善徳を積み、霊衣を厚くする事が、幸運者になり得る唯一の方法である。
    故に、自分は生れながらに不運であるなどと諦める必要はないのである。
    そうして本治療を施術の場合、施術者の霊衣の厚い者ほど治療成績が良いのである。
    又、多くの患者を扱えば扱うだけ治療効果が顕著になる事である。
    故に、本治療士は一人でも多く患者を扱うべきで、それはどういう訳かというと、本治療は卓越せる効果があるから治癒した多くの患者が感謝する。
    その感謝の想念が光となって、治療士の霊体に入り、霊衣は益々厚くなるので、霊波の放射が強力になるからである。
    故に、本医術の根本は、術者の霊衣を厚くする事である。
    それは短期間の講習によってある程度霊衣が厚くなり、施術の体験を多く積むに従って増々厚くなるのである。」 (「明日の医術 第3編」より)
     

    category:戦前の医学論文 | by:mistoshicomments(0) | -
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