「霊波と霊衣」

2020.10.11 Sunday 07:07
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    まず、何故に霊衣の厚薄があるかという事から解説してみるが、人間はいかなる者といえども社会の一員とし、社会生活を営んでいる以上、断えず何事かを想い、又何事かを行いつゝあるのは今更いうまでもないが、それらの想念行為を、今善悪の計量器で量るとすれば、人により善悪いずれかが多いか少ないかは当然である。
    即ち霊衣の厚薄は善悪の量によって、そのまゝ表われるものである。
    しからば、それはどういう意味かというと、内的と外的との二方面があって、内的は自己が善事を行う時善を行ったという満足感と、自己賞讃の想念は光を発生するので、霊体に光が増すのである。
    その反対に悪を思い悪を行う時は気がとがめる。即ち自己叱責の想念によって、霊体に曇が増量するのである。
    又 外的は、他人に対し善事を行った時、その人の感謝の想念は光となって霊線を伝わり、こちらへ放射して来るのでこちらの霊体に光が加入し、増量するのである。
    その反対に怨み、憎み、嫉み等の想念は曇となって来るから曇が増量するのである。
    この理によって人間は善徳を行い、多くの人から感謝を受くべきであり、決して人を苦しめ、憎悪の念を抱かしむべき事は避けなければならないのである。
    以上の理によって、さきに説いたごとく左進右退即ち善主悪従は、善の量が多くなる事であり、右進左退即ち悪主善従は悪の量が多くなるという訳である。
    この意味によって大戦争が発生し、大破壊が行われるという事は、悪の量が霊界に曇となって堆積された為、自然浄化作用が行われるその為である。
    世間よく急激に出世をした成功者や成金輩が、いつしか失敗したり没落したりするのはいかなる訳かというと、自己の手腕や力量によってそうなったものと思い、増長慢心し、利己的独善的の行為が多くなり、国家社会の恩恵を忘れ、感謝報恩の念が乏しくなるので光よりも曇が多くなり、いつしか霊衣が薄らぎ没落するのである。

    category:戦前の医学論文 | by:mistoshicomments(0) | -
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