「明日の医術 第二編 結論」

2020.09.10 Thursday 05:37
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    そうして今一つ重要なる事は、私の医術は何人といえども修練をすれば出来得るのである。
    医学的知識のない者でも、男女年齢のいかんを問わず出来得るのである。
    しかも修練期間は普通一個年位で、数人の医学博士が首を傾(かし)げた病気でも治癒するので、そのような例は日々無数にあるのである。
    私は、事実そのままを述べているつもりであるが、あるいは誇張に過ぎると思われはしないかと、それを心配するのである。
    そうして何千年来、医学における根本的誤謬に人類がなぜ気付かなかったかに対し、読者は大いなる疑問を起すであろう。
    それと共に、私のような医学的知識のない者が、いかにして、その誤謬を発見し得たかという事に対しても、同様の疑問を起さずにはいられないであろう。
    右の二点を徹底的に説く事によって、一切は闡明(せんめい)されるのである。
    勿論それは、宇宙の実体から歴史の推移、文化の変転、霊と物質との関係、霊界の真相、人間生死一如の真諦にまでも及ばなくてはならないのである。
    特に今、全世界いかなる人種といえども、圏外に立つ事を許されないー現に行われつつあるところの空前の大戦争、大禍乱であって、誰もが言っているところの世界の大転換である。
    そうしてこの大転換の由って起った根本原理と、私の創成した日本医術との根本原理が、まことによく一致しているという事である、これ故に、この根本原理を知るという事は、独り私の医術のみに止まらないのであって、将来における世界の趨勢(すうせい)が、いかになりゆくやについてもおよその見透しをつけ得るであろう。
    これら一切を説示する事によって、人間の生命、健康、病気等、数千年来、人類の知らんとして知り得なかった神秘は、白日の下に曝(さら)け出さるるであろう。
    そうして日本を主とする八紘為宇の道義的新世界が建設された暁、全世界の人類が王化に浴し、平和を共楽せんとするも、その健康にして全たからざるにおいては、何らの意味も為さないであろう。
    基督(キリスト)は言った。「爾(なんじ)、世界を得るとも、生命を失わば如何にせんや」…と、実に宜(むべ)なりというべきである。
    以上の意味において、私は健康の世界新秩序を創建すべき重大時期が来つつある事を信じて疑わないのである。

    category:戦前の医学論文 | by:mistoshicomments(0) | -
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