「人口問題と本療法」

2020.07.05 Sunday 06:25
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    「本療法が一般に行われるようになるとすれば、現在国家が最も憂慮しつつあるところの人口低下の大問題が解決なし得るという事である。
    元来、不妊症はいかなる原因であるかというと、全く前項に述べたごとく、腎臓萎縮によってホルモンの欠乏となり、ホルモンの欠乏は、性的劣弱化するのであり、それが妊孕(にんよう)力低下の真因である。
    勿論女性ばかりではない。男性も同一である。
    特に女性にあっては萎縮腎の為、尿毒が腹膜に固結し、喇叭管(註 卵管のこと)を圧迫したり又は前屈後屈等、子宮の位置を変移する事になるから受胎に支障を及ぼすのである。
    右のごとくであるから、不感症や夫を忌避する女性等は、ことごとく萎縮腎の結果である。
    医学において子宮の発育不全というのも、勿論、それである。
    故に、腎臓が健全になれば、必ず妊娠すると共に、夫婦相和し、家庭争議や離婚等の忌わしき問題は著減するであろう。
    私は、自画自讃せざるを得ないのである。本医術を外にして、人口問題解決の鍵は絶対得られない事である。」 (「明日の医術 第2編」より)

    category:戦前の医学論文 | by:mistoshicomments(0) | -
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