「婦人病・病患と医学の誤謬」

2020.06.23 Tuesday 05:05
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    次に、妊娠中の悪阻(つわり)も頗る多い症状で、はなはだしきは嘔吐烈しく、一ケ月以上も碌々(ろくろく)食を摂る能(あた)わず、人工流産のやむなきに至るものもあるが、この原因は胃の外部にある毒素溜結が腹部膨脹によって圧迫される為、浄化作用が発(おこ)って溶解し排泄される。
    それが嘔吐であるから右の毒素を溶解するにおいて容易に治癒するのである。
    次に、子宮外妊娠もよくある症状で、且つ非常に恐れられているが、これは医学においては手術以外方法がないとされている。
    しかしながら本療法によれば、頗る容易に治癒するのである。
    又この症状も誤診がたまたまあるようであるから、注意すべきである。
    そうしてこの症状は、妊娠二、三ケ月頃、下腹部の激痛と出血とが著るしい特徴である。
    次に、白帯下(こしけ。おりもののこと)の多量にある女性があるが、医学においてはこれを不可として種々の療法を行うが、いずれも効果はないのである。
    又子宮が悪いからというが、これは子宮とは全然関係がないので、単に深部から溶解せる毒素が流下し、一旦子宮内に滞溜するのであるから、その際における子宮抓爬などは意味をなさないのである。
    私の研究によれば、この原因は化膿性腹膜炎が、浄化作用によって溶解され、その膿が排泄されるのである以上、白帯下は非常に良いのである。
    その他バルトリン氏腺腫脹、膣炎、掻痒症、子宮脱出、不感症等あるが、これは省く事とする。」 (「明日の医術 第2編」より)

    category:戦前の医学論文 | by:mistoshicomments(0) | -
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