「リョウマチス・病患と医学の誤謬」

2020.06.14 Sunday 07:25
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    「この病気も相当に多いのであるが、これも勿論、浄化作用によって、手足の関節に毒血が集溜し、紅く腫脹するのである。
    最盛期は実に激烈な痛みで、その際いささかでも手足を動かすか、あるいは物が触れると飛上る程痛むので、医療においては、ギブスを以て患部を動かぬよう物に触れぬようにして固めるのである。
    即ち、固まれば痛みは無くなるからである。
    大抵、固まるまで二、三ケ月を要するものである。
    しかるに固まると同時に、関節は棒のごとく不動となり、屈伸不能にて、不自由この上なしである。
    右のごとく不動にしてからマッサージによって、幾分でも動かそうとするのであるが効果はほとんど無く、単なる気安めに過ぎないと言ってもいい。
    以上のごとき経過が、医療においての普通の状態である。
    しかるに、本療法によれば、最初の発病時、激痛の際なれば、四、五回の施術によって完全に治癒するのである。
    ほとんど信じ難い程の偉効である。又医療その他によって棒のごとく固めたものは相当の時日を要するが、必ず治癒するのである。
    そうして固まった程度に応じて、治療日数に差異のある事は勿論である。
    ただ手術を行ったものは、その手術の方法によっては、治癒し難いのもあるのは、止むを得ないのである。」 (「明日の医術 第2編」より)

    category:戦前の医学論文 | by:mistoshicomments(0) | -
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