「歯槽膿漏及顔面麻痺・病患と医学の誤謬」

2020.06.12 Friday 07:17
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    「近来、多い病気として歯槽膿漏(しそうのうろう)がある。
    これも医学では未だ原因不明とされているが、私の研究によれば、根本は腎臓からである。
    腎臓から発生した尿毒が肩部に集溜し、なお進んで頸部淋巴腺付近に移行する。
    それが浄化作用によって、歯齦(はぐき)から滲出排泄されようとするのである。
    その際血液も混るが、それは尿毒が血液中に混入して排泄せらるるのである。
    私が治療の際、腎臓、肩部、淋巴腺部及び頬、歯齦の周囲等を外部から治療するにおいて、ことごとくの患者を全治したのである。
    歯槽膿漏の為、歯齦が緩み、ブラブラすると抜歯するが、これも非常な誤りである。
    そうして歯科医は、歯に原因があるように思うがこれは逆であって、歯は関係がないのである。
    歯が緩むのは、歯根に毒素が集溜したからである。
    故に、歯槽膿漏を治癒するには、毎朝毛の硬い楊子で歯齦を摩擦し、血膿を出来るだけ排泄させれば必ず治癒するのである。
    又昔の人が行ったように指の腹へ塩をつけて歯齦を磨くのも同一の効果があるのである。
    次に、顔面神経麻痺という病気がある。これは口唇の左右いずれかが引吊り、又は眼が引吊り眼球が飛出すようなのがあり、実に容貌醜怪にして、重症は視るに堪えぬものがある。
    しかし放任しておけば大抵は数十日又は数ケ月にして治癒するものである。
    しかるにこの際医療は電気療法を行うが、これは悪いのである。
    何となればこの病気の原因は、顔面の一部又は数ケ所に毒素が溜結し、筋肉の屈伸を不能にするのであるから、電気療法は毒素をより固結させるからである。
    しかしながら、自然療法によれば右の毒素は緩慢なる浄化作用によって鼻汁、喀痰、目脂等によって排泄され、治癒するのである。
    又、顔面神経痛といって、顔面の左右いずれかが痛むのがある。
    しかし、これもその痛む個所に溜結した毒素が、浄化作用を起すのであるから、自然療法によっても治るのである。」 (「明日の医術 第2編」より)
     

    category:戦前の医学論文 | by:mistoshicomments(0) | -
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