「眼病・病患と医学の誤謬」

2020.06.08 Monday 07:23
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    「ここで、眼疾についての医学の誤謬を説いてみよう。
    最も多いとされているトラホーム及び濾胞性(ろほうせい)結膜炎を採り上げてみよう。
    これは人も知るごとく眼球に異状はなく、眼瞼(まぶた)の裏に発疹が出来るので、トラホームは上瞼(うわまぶた)、濾胞性結膜炎は下瞼(したまぶた)が主である。
    医学においてはトラホームは伝染するといわれているが、これは研究の余地は充分あると思うのである。
    又、医療においては手術が良いとされている。
    しかし、手術は一時軽快しても根治する事は少なく、一、二年後には、大抵再発するものである。
    よって再度の手術をする。またおこる。また再発するという具合で、漸次軽快期間が短縮され、症状も悪性化し、ちょうど、手術中毒ともいうべき症状になるのである。
    そうして右のごとき悪性になると、激痛、不快感等堪え難く、眼を開けば非常に眩しく、常に眼を閉じるのやむを得ない状態で、眼球は紅潮を呈し、断えず涙や膿汁が流れ出で、実に視るに堪えない醜さである。
    これらはなはだしき痛苦は、全く手術と薬毒の結果である事はいうまでもない。
    トラホームの原因としては、一種の毒素が眼瞼裏から排除されようとして発疹するのであるから、勿論浄化作用であり、気長に放任しておけば治癒するのである。
    従って、伝染という事は、有(も)てる毒素を誘発、排除させるのであるから、実はよい訳である。
    濾胞性結膜炎は、自然に治癒するものであるから、問題にする必要はないであろう。
    次に、多い症状として結膜炎がある。これは眼瞼縁炎(がんけんえんえん)又は血眼などと称し、眼球が非常に紅潮を呈し、目脂、涙等が溢れ出るのであって原因は、前頭部に滞溜する毒素が浄化作用によって、眼球部から排除されようとするのである。
    故に、放任しておけば順調に治癒するので、治癒後は、頭脳の毒素が軽減するから頭痛などは軽快するのである。
    右の理を知らない世人は、点眼薬又は硼酸洗滌(ほうさんせんじょう)等によって浄化作用の抑止をするので、治癒は後れるのみならず、薬毒の浸潤によって、反って増悪し視力障碍さえ起すという例もすくなくないのである。
    次に、目星も多い眼疾である。これらも毒素が眼球へ集溜、瞳孔(どうこう)表面に固結するのであるが、放任しておけば大抵は治癒するのである。
    しかしこの際、点眼薬を施すにおいて、固結はより硬度になるから、非常に治り難くなるのである。
    私が治療の経験によると、全然、点眼をしない患者は二、三回にて容易に治癒するが、点眼をした患者程、治癒は困難になり、長引くのである。
    右の外種々の眼疾は、いずれも浄化作用による毒素の眼球に集溜するのが原因であって、その毒素の性質と集溜状態、眼球の集溜個所等によって、症状に差別がある訳で、最も恐るべき底翳(そこひ)は、眼球裏面に毒素が凝結する事は、医学においてもよく知られている所である。
    そうして底翳には白底翳、青底翳、黒底翳の三種があって、黒底翳が最も悪性とされている。
    即ち白底翳は白色の膿であり、青底翳は青色の膿で、白色よりも悪性である。黒底翳は毒血である。
    発病後何らの療法も受けず直ちに本療法を施せば、大抵は治癒するのである。
    次に、俗に鳥眼と称する夜盲症及び医学上絶対不治とされている色盲は、その原因が霊的であるから、病気と霊の項目において説く事とする。
    右いずれも本療法で全治するのである。
    次に、悲しくもないのに、涙が自然に出る人がある。この原因について医学では涙嚢(るいのう)又は涙腺の故障としているが、私の研究によれば、ほとんどは点眼薬の為である。
    点眼薬をして数年を経ると、その薬液が涙に変化して排泄せらるるのであるから、放任しておけば、点眼しただけの薬液が排泄されて治癒するのである。」 (「明日の医術 第2編」より)

    category:戦前の医学論文 | by:mistoshicomments(0) | -
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