「病気と人間の性質」

2020.02.08 Saturday 08:33
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    「私が幾多の経験上、面白い事には病気とその人の性質とが好く適合している事を感ずるのである。
    例えば病気治療の場合、よく判るのであるが、素直な性質の人は素直に治ってゆき、淡白な人は病症も淡白である。
    それに引換え、我の強い人はそのごとく病気も長引く傾向がある。
    従って、頑固な人は病勢も頑固である。心の変り易い人は病気も変り易く、皮肉な人は病気も皮肉な経過を辿るのである。
    この理によって考える時、療病に際し、この事をよく知って、その人の悪いと思う性質を治してゆく事は、取不直(とりもなおさず)、病気に好影響を与える訳になるのである。
    それは、何事も素直になる事が最もよいのである。」 (「新日本医術書」より)

    category:戦前の医学論文 | by:mistoshicomments(0) | -
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