「内臓の三位一体と心臓の重要性」

2020.01.30 Thursday 09:48
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    「内臓の三位一体とは心臓、肺臓、胃を指していうのである。
    この機関こそ全内臓中の基本であると言ってもよいので、最重要な役目を果しているのである。
    今日までのあらゆる医術は、胃と肺臓に関しては相当研究もされ、その活動へ対しての認識もやや成ってはいるが、ひとり心臓に至っては全く不明であると言ってもよい状態である。
    しかるに実際は、この三臓器中、心臓が最重要な機関である。
    医家が死の直接原因を、心臓麻痺というにみても識るべきである。
    かように最重要である心臓の機能活動が判明しなくては、真の治療は確立されるはずがないのである。
    現代医学は、肺臓の呼吸運動に依って血液を浄化し、それを心臓に送ると言い、血液浄化の法として、清澄なる空気を呼吸せしめんとし、大いに転地療法を奨めるのである。
    又、飲食物を重要視して、栄養と消化の研究には、最大努力を払っているのである。
    かように、肺と胃に対しての、器能活動の研究には、絶えず努力しつつあるに係わらず、独り心臓に対しては、あまり研究をしないようである。
    これはまことに不思議であって、全く心臓なるものの機能の本体が、把握出来ないと諦めた結果であろうか。
    私の研究によれば、この三臓器中心臓のその活動こそ、人間の健康の基本であると言ってもよいので、この心臓の不明である限り、治療法と健康法は決して解決されない事を、私は断言するのである。
    しからば、最重要たる心臓の活動の本質は何であるか、鼓動は何であるかを、詳説してみよう。
    肺臓が一分間何十という呼吸運動をしているのは、今日の医学で説明が付くとしても、心臓の鼓動については何の為であるかを説明し得ないのである。
    例えば、肺患者が転地して、新鮮な空気を吸い、胃には充分なる栄養を摂取しても、容易に治らないのは何の為であるか。
    又、海岸居住者にして肺結核に罹病する者がすくなからずあるという事は、いかなる理由によるのであるか。
    これらについても現代医学は、未だ説明が出来ないのである。
    これは全く心臓の器能が不明であるからである。
    この事の説明に対しては最初に、この地球の現象界の組織から説いてゆかねばならない。
    我々が住んでいるこの地上の構成は何であるかと言うと、それは、三つの元素界から成立っている。
    一、霊界、二、空気の世界、三、物質世界である。
    しかるに、今日までの発見では、空気の世界と、物質界の二つのみであって、最重要なる霊界は未だ発見されていないのである。
    この三段の組織を称して、仏語では、三千世界、又は三界といっているのである。
    この三段階の元素を説明してみれば、第一の霊界とは、空気より一層稀薄にして、今日の科学では、これを測定すべき方法がない霊素ともいうべきものである。
    しかし、最近の科学において発見せる電子、陽子、中性子、核等の研究は、この霊界に一歩突入したのであるから、いずれは霊界の実在を認識するまでに到るであろう事は、信じ得らるるのである。
    ただ私の説は、科学よりも一歩先へ前進しているだけである。
    しかして、霊界は火素を主とする太陽霊であり、空気界は水素を主とする太陰霊であり、物質界は土素を主とする物質原素である。
    この関係が認識出来得れば心、肺、胃の器能も判明さるるのである。
    即ち、心臓は火素を即ち霊気を呼吸しつつあるので、それが鼓動である。
    肺臓は水素即ち空気を吸収しつつあるので、それが呼吸である。
    胃は土素から成る食物を吸収しつつあるので、それが伸縮運動である。
    肺と胃の活動は、説明を略して、心臓を主として説明をしてみよう。
    本来血液は、霊の物質化であるという事は既に述べてある通りで、この人体生命のエネルギーである血液を、不断に活動させつつ、なお浄化の工作をなすその力こそ火素である。
    そうして心臓は絶えずこの火素、一名霊素を吸収しつつあるが、空気にも清濁あるごとく、この霊界にも大いにそれがあるのである。

    category:戦前の医学論文 | by:mistoshicomments(0) | -
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