「現代医薬の建直し」

2019.11.27 Wednesday 09:44
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    「余は本年五拾四歳になるが、四拾歳頃までは実に病弱そのものにして、健康の日数よりも病弱の日数の方多数なりしなり。
    例を挙ぐれば、拾五歳以上四拾歳までの二十五ケ年間に、眼病二年、猛烈なる脳貧血半ケ年、肋膜炎二回にて一ケ年余り、肺結核一ケ年(当時入沢達吉博士より死の宣告を受けたり)扁桃腺炎十数回、類例なき歯痛四本持続的に一ケ年以上、淋疾三回、出血性痔核二ケ年、脚気三ケ月、肺炎一回、窒扶斯(チフス)(当時岡田博士より死の宣告を受けたり)盲腸炎二回、腎臓炎一回、腰部神経痛三月、右足神経痛半ケ年、胃弱一ケ年、大腸加答児(カタル)無数等にして、いかに病弱なりしかを想像され得べし。
    これら病患を、その都度医療に依って治療を施せしも、ほとんど医薬に依って治癒したりと思いし事はまことに僅少にして、その多くは食餌療法、自然療法、灸治、信仰、禁厭(まじない)等にて治療し得たるなり。
    随ってついにはこの貴重なる生命を、現代医学に托するは、頗(すこぶ)る不安なるを感ずると共に、大なる欠陥あるを認識し、この上は独自の研究に依って健康問題を解決せざるべからずと、爾来拾数年、医薬以外のあらゆる療法を試み、自己の身体を供して実験せしなり。
    しかるに今より拾余年前信仰生活に入り、八年前、観世音菩薩の神懸(かんがかり)ありて種々の霊示を与えられ、それに依って健康法の真髄と医薬の欠陥を覚り得て、全く暗黒より白昼に出でしがごとく明々となれり。
    爾来身体は絶対的頑健に改造され、更に進んで神霊的療法の霊力を享け、今日までに千数百人に施したるところ、その効果の顕著なる、人類史上全く空前なる成績を挙げつつあり。
    これにおいて観世音菩薩の本願たる、救世済民の一方面としてまず医学の根本的革正を期し、この文を草するゆえんなり。」 (「純日本医学の建設(一)」より)
     

    category:戦前の医学論文 | by:mistoshicomments(0) | -
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