結言.1

2019.11.24 Sunday 08:17
0

     以上で大体神学上に表われた神なるものの概念は読者は得られた事と思う。即ち、神名の各々異なる所以は、その働き方の違いであって言い換えれば、神はその働きに応じて神名が変わると言えるわけである。故に西洋の一神論はこの働きの根元を指したものであろうし、東洋の多神論はその働きに応じた個々の名称を主とした為であろう。故に一神論も多神論も各々その一面の説明であって、真の説明は、神は一神にして多神なり、と言う可きであろう。科学的に言うならば、陽陰の結び、組合せが根本であって、その組合せの変化によって種々働き方、現われ方が違って来るのである。根本は陽陰の二元(一元とも言える)以外にない事である。  
     そこで陽陰の組合せと雖もピンからキリ迄あるわけであり、神学上から言えば神と言えどもピンからキリまであるわけであり、本居宣長の歌の如く、
       八百万神はあれども心せよ
                   鳥なるもあり虫なるもあり

    と言う事になる。           
     結局、当初は極めて簡単であったものが、時の進むにつれて複雑になったわけであって、これが次元的世界の違いである。然して、この複雑なる第一元の世界より、簡単なる第七次元の世界へ還元していくならば元は一元に帰するわけである。之を極める事によって宇宙の神秘の扉は開かれる事となるのであろう。
     一口に神と言っても、その働きの次元が違って来ると共にその働きの内容も異って居るのである。そこで、「この神は何次元の世界のものであって、如何なる働きをするものである。」と言う事が判れば結局神は解剖された事になるわけである。
     次に科学的にもう一歩を進めて陽陰(神)の組合せ(結び)を研究して見よう。
     自然科学の説に依れば、宇宙間に於ける物質中、普遍性を有するものは水素原子と言う事であり、この水素原子は一ヶの陽子と一ヶの陰子から成っておると言われる。又我々の棲息する地球は、太陽系の中の存在であり、太陽系は宇宙の一特殊(的)存在であって、この太陽系内の普遍の物質はヘリューム原子と言われており、天文学者中には太陽素なる名称を与えている者もあるが、このヘリュ−ム原子はアルファー粒子と二ヶの核外陰子から成ると言い、又このアルファー粒子は四ヶの陽子と二ヶの陰子との構成であると言うから、結局、ヘリューム原子は、四ヶの陽子と四ヶの陰子とから構成されている事になる。この結果ヘリューム原子は四ヶの水素原子が或る構成法の下にヘリューム原子になったものと見る事が出来る。但し、之は人工的にこの構成が可能とは考えられぬのである。

    category:神様の解明 | by:mistoshicomments(0) | -
    Comment