神生み国生みの時代.1

2019.11.20 Wednesday 09:04
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    一、承 前

     著者は第一節に於て、宇宙の根元的働きに就て述べて、これを三つの次元に分けたが、何事にも中心が存在するものであって、この三つの次元にも各々中心をなすものがある事は何人と雖も認め得る処であろう。そこで第七次元の中心とは、科学的に言えば潜在エネルギーであって、神学的に言えば主神でありこの潜在エネルギー即ち主神は単に第七次元の中心であるばかりではなく、第一次元に於ても当然中心となる可きものである。然し次元が異なればその働きに応じて中心は現象的には異なって来る場合もあるが、これは客観的立場より言い得る事であって、主観的立場より見た場合は、永久不変のものである。そこで客観性を尊重して各次元に於ける中心となる可き働きを中心と認める場合は潜在エネルギー即ち主神の代表力、代表神と認める事は、主観、客観相方の立場より見るも妥当せるものと考えられるのである。
     右の説を認めたる場合は第一節の第七次元の世界より第五次元の世界に至る中心となる働きは何かと言うに、
     第七次元の世界―潜在エネルギー―主神
     第七次元の世界―潜在エネルギー―宇麻志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコヂノカミ)
     第七次元の世界―潜在エネルギー―国常立神(クニトコタチノカミ) と言う事になろう。
     即ち国常立神(クニトコタチノカミ)は宇麻志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコヂノカミ・生命力)に協力し宇宙の万物の基礎となるからである。更に第一節を科学的に見た場合は、0なる潜在エネルギーは+−の0となる故に、+なる働きと−なる働きが協力する事によって、次の+−なる新たな働きが起るのである。原子論によりこれを見る時、陽子と陰子の働きに他ならぬのである。然して、物質科学の説く処によれば
     陽子は 質量―陰子の1840倍
          直径―陰子の幾百分の一
     陰子は 質量―9.02×10マイナス10乗g
          直径―2×10マイナス10乗cm
    であるとの事であって、判り易く言えば、陰子は陽子よりも大きいが力が弱い事となり、陰子は目に見えるが力が弱く、陽子は目に見えぬが力が強いと言う事になる。陽子を非物質的と言えば、陰子を物質的と言う事が出来る。そこで非物質的の働きをするものと、物質的の働きをするものとの協力により、新しきもの(働き)が生起するのである。その場合、二者の内何れが主となるかと言えば、力の強い方が主となるのは、これ又当然の事であって、陽子と陰子との働きは、陽子を中心として陰子が活動する原子の構造によっても判明する事である。伊邪那岐(イザナギ)、伊邪那美(イザナミ)の両神の場合、前者は陽であり、後者が陰である事によって、前者が主たる事が判るであろう。
     即ち第一節中、第五次元の世界働き、神名によるも陽陰一組づつの神名があるに見て陽、陰相反する二つの働きが凡ての基礎となる事である。そこで非物質的働きを霊と見、物質的働きを体と見る事も敢えて読者は反対されないであろう。
     霊とは見えぬものであり、かくれたるものであり、幽すかなるものであり、即ちカであって、体は見えるものであり、現われたるものであるからミである。霊体(カミ)とは神(力・或は働き)であって、この霊体の働き(むすび)により、次々に新たな働きを生起するのである。
     以上陽陰二つの組合せに就て述べ、次項の理解の一助とするわけである。

    category:神様の解明 | by:mistoshicomments(0) | -
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