龍神界.2

2019.10.14 Monday 09:33
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     抑々龍神なるものは如何なる必要あって存在するかというに、皆それぞれの職責を分担的に管掌の神から命ぜられ、それによって不断の活動を続けているのである。就中天文現象即ち風雨雷霆等はそれぞれの龍神が、祓戸四柱の神の指揮に従い担掌するので、勿論天地間の浄化作用が主である。その他一定地域の海洋、湖沼、河川や、小にしては池、井戸に至る迄、大中小それぞれの龍神が住み守っているのである。従って池、沼、井戸等を埋める場合その後不思議な災厄が次々起る事は人の知る処である。それは龍神の性質は非常に怒り易く、自己の住居を全滅せられた為の怒りであり、又人間に気附かせ、代りの住居を得たいからである。故に初めから小さくとも代りを与え木龍の如く転移の手続きをすればよいので、事情により甕の如き物に水を入れてもよいのである。元来龍神は霊となっても熱し易く水がなくては居られないので、非常に水を欲しがるのである。人間の死後龍神に化するという事は既説の通りであるが、勿論執着心によるので、これ等は霊界に於ける修業によって再び人間に生まれ変るのである。彼の菅原道真が死後、生前自己を苦しめた藤原時平等の讒者等に対し、復讐の執着から火龍となり、雷火によって次々殺傷し、終には紫宸殿にまで落雷し、その災禍天皇にまで及ばんとしたので驚いて急遽神に祀る事となったので、それが今日の天満宮である。それ以来何事もなかったという事で、これ等は歴史上有名な話であり、現代科学では到底解釈し難いであろう。次に明治から大正へかけての話であるが、今の霞ヶ関の大蔵省の邸内にカノ平将門の墓があった。それに気附かなかった為か大蔵省関係者に不思議な災厄が次々起るので、種々調査の結果、将門の霊の為ではないかという事になり、盛大なる祭典を行った処、それ以来何事もなくなったという話であるが、これ等も将門の霊が龍神となったものであろう。そうして龍神に限らず凡ゆる霊は祭典や供養を非常に欲するものである。何となればそれによって霊界に於ての地位が向上するからである。
     龍神は大体画にある如き形体であるが、有角と無角とあって、高級の龍神は頗る巨大で、その身長数里又は数十里に及ぶものさえある。彼の有名な八大龍王は、古事記にある八人男女即ち五男三女神であり、有名な京都の祇園際は八大龍王の祭典である。伝説によれば彼の釈尊が八大龍王を海洋に封じ込め、或時期まで待てと申し渡したという事である。私の考察によればその時期とは、夜の世界が昼の世界に転換する時までである。何となれば仏法は一言にして言えば真如の教えであるという、釈尊の言葉がそれである。即ち真如とは月の意味で、全く夜の世界のことである。因みに八大龍王は人間に再生し昼の世界建設の為現在活動しつつある事になっている。
     

    category:霊界について | by:mistoshicomments(0) | -
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