龍神界.1

2019.10.13 Sunday 08:54
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     龍神などというと、現代人は荒唐無稽の説と思い、古代人の幻想による作為的のものとしか思うまいが、実はそうではないので立派に実在しているのである。それについて私の体験から先に書いてみるが、私が宗教や霊の研究に入った初めの頃である。或日精神統一をしていると、突然異様の状態となった。それは口を大きく開くと共に、口が耳の辺まで裂けてる様な感じがし、眼爛々として前額部の両方に角の隆起せる如く思われ、猛獣の吼えるが如き物凄い唸り声が自然に発するのである。私は驚くと共に、かねて霊の憑依という事を聞いていたのでこれだなと思った。そこで私は、この霊は虎か豹かライオンの如きものではないかとも思ってみたが、右の獣は無角獣であるからそうではない。そこで当時先輩であった或指導者格の人に質いてみた処、それは正しく龍神の霊であるという。その時私も龍神などというものは実際あるかどうか分らないと思っていたが、そう聞くと成程と思った。然も神憑りの場合、脊柱上方部の骨が隆起する様な感じがしたのも龍の特徴である。その様な事が何回もあったが、その内に私以外のものが私の身体の中で喋るのである。それは右の龍の霊であって、私に憑依した事によって人語を操れる様になったと感謝しており、種々の物語りをした。その話によれば、『自分は富士山に鎮まりいます木之花咲爺姫命の守護神であって、クスシの宮に鎮まりいる九頭龍権現である』と言うのである。然るにその後数年を経て、私は初めて富士登山を試みたが、それ迄は龍神から聞いたクスシの宮は山麓にあると思い、尋ねたが見当らない。遂に富士山頂へ登った処、頂上の登口右側に大きな神社がある。見ると久須志神社と書いてある。ああこれだ、全く龍神の言は偽りでない事が判った。右の龍神については種々神秘があったが、何れ他の著書で発表しようと思う。この事によって私は龍神の存在を先ず知り得たのである。私は種々の点から考察するに、この大地構成の初め、泥海の如き脆弱な土壌を固め締めたのは無数の龍神群であったが、龍神が体を失った後、その霊が天文その他人間社会の凡ゆる部面に今も尚活動し続けているのである。龍神がこの大地を固めた次が、科学者の唱えるマンモス時代で、これは巨大なる象群が、大地を馳駆し固めたものであろう。今日満州の奥地から偶々発見される恐龍の骨等は最後の龍と思う。
     又龍には種類が頗る多く、主なるものを挙げてみれば、、天龍、金龍、銀龍、蛟龍、白龍、地龍、山龍、海龍、水龍、火龍、赤龍、黄龍、青龍、黒龍、木龍等々である。伝説によれば、観世音菩薩の守護神は金龍となっている。浅草の観音様を金龍山浅草寺というのもその為であろう。又白龍は弁財天ともいい、赤龍は聖書中にある「サタンは赤い辰なり」という言葉があるが、それであろう。黄龍及び青龍は支那の龍であり、黒龍は海の王となっている。木龍は樹木に憑依している龍で、世間よく大きな樹木を伐倒したりすると祟る言うが、これは憑依せる木龍の憤怒に因るのである。故に切り倒す前先ず小さくとも同種又は似通える樹木を代わりとして近くへ植え、御饌御酒を供え、恭しく霊の転移を冀うのである。それは言葉によればいいので、それ丈の手続きをすれば何等祟りはないのである。

    category:霊界について | by:mistoshicomments(0) | -
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