天国と地獄.2

2019.10.04 Friday 09:29
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     先ず主なる種類を挙げれば、針の山、血の池地獄、餓鬼道、畜生道、修羅道、色慾道、焦熱地獄、蛇地獄、蟻地獄、蜂室地獄等々である。
     針の山は読んで字の如く無数の針が林立している山を越えるので、その苦痛は非常なものである。この罪は生前大きな土地や山林を独占し、他人に利用させない為である。
     血の池地獄は流産や難産に関する原因によって死んだ霊で、この種の霊を数多く私は救ったが、それは頗る簡単で祝詞を三回奉唱し、幽世(かくりよ)の大神様にお願いする事によって即時血の池から脱出し救われるので、大いに喜ぶのである。血の池地獄の状態を霊に聞いてみるとこうである。その名の如く広々とした血の池に首の附根まで何年も漬かっている。その池の水面ではない血の面に無数の蛆が浮いており、その蛆が絶えず顔面に這上がってくる。払っても払っても這上がってくるので、その苦しみは我慢が出来ないという事である。この原因は生前無信仰者にして、その心と行に悪の方が多かった為である。
     餓鬼道はその名の如く飢餓状態で、常に食慾を満たそうとし焦躁している。それ故露天や店先に並んでいる食物の霊を食おうとするが、之は盗み食いになり、一種の罪を犯す事になるので止むなく人間に憑依したり、犬猫等に憑依し食慾を満たそうとする。よく病人で驚く程食慾の旺盛なのがあるが、これは右に述べた如き餓鬼の霊が憑依したのである。又犬猫に憑依した霊は漸次畜生道に落ちる。その場合人間の霊の方が段々溶け込んでゆく。丁度良貨が悪貨に駆逐されるように、終に畜生の霊と同化してしまうのである。この意味に於て昔から川施餓鬼などを行うが、これは水死霊を供養する為で、水死霊は無縁が多いから供養者がなく、餓鬼道へ落ちるので、餓鬼霊に食物を与え有難い経文を聞かせるので大きな供養となるのである。
     餓鬼道に落ちる原因は自己のみが贅沢をし他の者の飢餓など顧慮しなかった罪や、食物を粗末にした等が原因であるから、人間は一粒の米と雖も決して粗末にしてはならないのである。米という字は八十八とかくが、これは八十八回手数がかかるという意味で、それを考えれば決して粗末には出来ないのである。私も食後茶をのむ時茶碗の底に一粒も残さないように心掛けている。彼のキリスト教徒が食事の際合掌黙礼するが、これは実によい習慣である。勿論食物に感謝の意味で、人間は食物の恩恵を忘れてはならないのである。

    category:霊界について | by:mistoshicomments(0) | -
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