霊界の審判.2

2019.10.02 Wednesday 09:10
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    先ず八衢往きの霊から説明するが、死後八衢へ行くや三途の川を渡るのである。その際脱衣婆なる役人が着衣を調べる。白装束ならよいが、普通の着衣は白衣と替えさせる。その際橋を渡るという説と、橋がなく水面を渡るという説がある。但し後者は川に水がなく龍体が無数に川中にうねっていて、夫れが水の如く見えるというのである。そうして橋を渡り終るや白衣は種々の色に染まる。即ち罪穢の最も多いものは黒色で、次が青色紅色、黄色という順序で、罪穢の最も少ないものは白色という事になっている。これ等の色によって、罪穢の多少が表示さるる訳である。夫から仏説にある閻魔の庁即ち審判廷に行きそこで審判を受けるが、そこは娑婆と異なり厳正公平で聊かの依怙もなく誤審もない。その際閻魔大王の御顔は見る人によって異なるそうで、悪人が見ると御眼は爛々として口は耳元迄裂け、舌端火を吐き、一見慄然とするそうである。然るに善人が拝する時、御顔は優しく柔和にして威厳備わり、親しみと尊敬の念が自ら湧くという事である。勿論一人々々浄玻璃の鏡に照らし、その罪を判定する。又閻魔の帳面の記録によって大体の下調べを行うのである。現世に於ける裁判官は霊界では冥官であり、その監督は神道に於ける国常立尊という神様という事になっている。審判によって判決を与えられ、夫々の天国又は地獄へ往くのである。故に六道の辻とは、その名の如く、極楽往きも地獄往きも上中下の三段ニ道で、その辻になっているからである。そうして地獄往きと決まった霊は一時八衢に於て修業をさせ霊の向上を計るが、それによって改過遷善の者は地獄往きとならず極楽往きにふりかえられるのである。その際の教導者は、現界に於けると同様、各宗教の教誨師が死後そういう役を命ぜられるのである。八衢に於ての修業年限は大体三十年となっており、それまでに改心出来ないものは全くの地獄へ落ちるのである。又霊体の罪穢に対し、その遺族が誠心誠意懇ろなる法要を営むとか、人を助け慈悲を施し善徳を積む事によって、それだけ霊の浄化は促進さるるのである。この理によって親に孝を尽くし、夫に貞節を捧げる等は、現世よりも寧ろ死後に於ける方がより大きな意味となるので、慰霊祭などは霊は非常に喜ぶのである。

    category:霊界について | by:mistoshicomments(0) | -
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