霊界の審判.1

2019.10.01 Tuesday 08:28
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     抑々人間は、現世に於て人類社会の為与えられたる天職使命を完全に遂行すべきであるに拘らず、その殆んどは事物の外郭のみを見、不知不識の内に悪に属する行為を重ねる為、それが罪穢となって霊体に曇りが堆積する。したがって死後霊界人となるや、その罪穢の払拭が厳密に行われるのである。私は幾多の死霊から霊媒を通じて出来るだけ詳細なる調査研究を行った。死霊の言説についても誤謬や虚偽と思う点を避け、幾人もの死霊の一致した点を綜合して書くのであるから、大体に於て誤りはないと信ずるのである。
     人間一度霊界に入るや、大多数は神道で唱うる中有界、一名八衢、仏教でいう六道の辻、基督教でいう精霊界に往くのである。併し、ここに注意すべきは、東洋の霊界は大体立体的で、特に日本の霊界は最も立体的であり、西洋の霊界は大体平面的である。日本の社会が特に階級的段階の多い事もそれが為であり、西洋が非階級的で平等なのもそれが為である。そうして私が研究したのは日本の霊界であるから、その積もりで読まれたいのである。
     右の八衢とは霊界に於ける中間帯である。それは本来霊界の構成は大体九段階になっており、天国は三段階、八衢が三段階、地獄が三段階である。死後普通人は八衢人となるが、極善のものは直に天国に昇り、極悪のものは直に地獄に落ちるのである。それは死の状態によって大体の見当がつく。即ち天国や極楽へ行く霊は凡その死期を知り、死に際して聊かの苦痛もなく、近親者を招き一人々々遺言をなし平静常の如き状態で大往生を遂げるのである。それに引替え地獄往きの霊は死に直面するや、非常に苦悩に喘ぐ、いわゆる断末魔の苦しみである。又八衢行の霊は普通の死の苦しみ程度である。したがって大部分は八衢往きで、死体の面貌を見ても大体判るのである。即ち天国往きの霊は聊かも苦痛の色なく鮮花色を呈し、生けるが如くである。地獄往きの霊は顔面暗黒色又は暗青色を呈し、苦悶の形相を現わしている。八衢往きの霊は一般死人の面貌で大体黄色である。
     

    category:霊界について | by:mistoshicomments(0) | -
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