霊界の構成.5

2019.09.25 Wednesday 09:03
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     又今度の戦争の結果、財閥解体という事になったが、その原因は右の如くであって、従業員や労働者に当然与えるべき金額を与えないで、それを蓄積し漸次富が増えたのであるからである。本来資本に対する利潤は、例えば郵便貯金は最も安全であるから三分内外が適当であり、安全性が稍々欠除せる国債は三分五厘、信宅は三分八厘、次いで幾分危険性が伴なう株券は四、五分位が適当でありとしたら、資本家が出資する事業資金の利潤を、右を標準として合理的に考える時、先ず七、八分乃至一割位が適当であろう。然るにそれ以上の利潤を挙げる場合、その余剰利潤は勤労者に分配すべきが至当であるに係らず、多くの資本家はその様な意思はなく、自己の利欲を満足させる事のみ考え、出来るだけ多額の利潤を所得しようとするのが一般的である。労働運動などに怯えたり、ストライキ等に手を焼いたりするのもそれが為である。したがって妥当なる所得以外の、当然勤労者に配分すべき利潤を取得するという事は、勤労者の所持品を窃取する意味になる、即ち盗金である。従って盗金を蓄積して財閥となり栄耀栄華に耽ったのであるから天は赦さない。然も霊界では逆利子がどしどし殖えるから、終に今日に至って盗金と逆利子の分だけ剥奪返還されなくてはならない事になったので、全く身から出た錆で誰も怨む事は出来ないのである。故に右と反対に適当な利潤を勤労者に分配し蓄積した富を社会や他人の為に費し善徳を積むとしたら、社会から尊敬を受け、永久に栄える事になる訳である。
     上段地獄は、地獄の刑罰が済み、八衢へ昇ろうとする一歩手前であるから大方は軽苦で労作の如きものである。例えば各家の神棚、仏壇等に饌供した食物の持運び、又は通信伝達、霊の世話役等々である。
     ここで右饌供の食物に就いて知りおくべき事がある。それは霊と雖も、食物を食わなければ腹が減る。そうして霊の食物とは、すべての食物の霊気を食するのである。但し現世と違い、極めて少量で満復するので、霊一人一日分の食糧は飯粒三つ位で足りるのである。したがって普通の家庭で饌供された食物と雖も可也多数の霊人が食しても余りある位であるから、その余分は餓鬼道の霊達に施与するので、その徳によって、その家の祖霊の向上が速かになるのである。この意味に於て祖霊へ対しては出来るだけ飲食など供えるべきで、万一祖霊へ対して供養を怠る時は、祖霊は飢餓に迫られ、止むを得ず盗み食いする結果、餓鬼道へ落ちるか又は犬猫の如き獣類に憑依して食欲を充たそうとする。それが為畜生道へ落ちるのである。凡て人霊が畜生へ憑依する時は、悪貨が良貨を駆逐する様に、漸次人霊が溶け込み、獣霊の方へ同化してしまう。この人獣同化霊が再生した場合その獣となって生まれるが、これは生来の獣霊とは異なり人語を解する。よく馬、犬、猫、狐、狸、蛇等に人語を解するのがあるが、これ等は右の如き人獣同化霊の再生である。この同化霊は獣類になって或程度の修業が済むと又人間に再生するのである。ここで注意すべきは蛇、猫等を殺し祟ることがあるが、これは同化霊であるからで、同化霊でないものは祟らない。又旧家などに古くから青大将がいるが、これは祖先が蛇との同化霊となって子孫を守護しているので、これ等を殺す場合非常に立腹し戒告を与える。よく蛇を殺してから死人が出来たり、家が没落するという様な事はそれである。又右と同様古くから祀ってある稲荷などは、それを取潰したり祭典を怠る場合よく戒告を与えられるが、それに気附かないと家の没落までに至る事があるから大いに注意すべきである。

    category:霊界について | by:mistoshicomments(0) | -
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