霊界の構成.1

2019.09.21 Saturday 09:15
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     前項に述べた如く霊界は天国、八街、地獄の九段階になっており、その段階の差別は何によるかというと光と熱である。即ち最上段階は光と熱が最も強く、最低段階の地獄は、暗黒と無熱の世界であり、八街はその中間で現界に相当する。現界に於ても幸福者と不幸者があるのは、天国と地獄に相応するのである。最高天国即ち第一天国に於ては光と熱が強烈で、そこに住する天人は殆んど裸体同様である。
    仏像にある如来や菩薩が半裸体であるにみて想像し得らるるであろう。第二天国、第三天国と降るに従って、漸次光と熱が薄れるが、仮に地獄の霊を天国へ上げると雖も、光明に幻惑され熱の苦痛に堪え得られずして元の地獄に戻るのである。丁度現界に於て、下賎の者を高位に昇らすと雖も反って苦痛であるのと同様である。
     天国に於ける一段階に一主宰神あり、第一天国は太陽神である天照大神であり、第二天国は月神である月読尊(つきよみのみこと)及び神素盞鳴尊(かんすさのうのみこと)であり、第三天国は稚姫君尊(わかひめぎみのみこと)である。又仏界は神界より一段低位で、最高が第二天国に相応し、第一天国はない。第二天国は光明如来(観世音菩薩)第三天国は阿彌陀如来及び釈迦牟尼仏である。そうして霊界に於ても夫々の団体がある。神道十三派、仏教五十六派等であり、また何れもその分派が数多くあって、各々の団体には、主宰神、主宰仏及び宗祖、教祖がある。例えば大社教は大国主尊、御嶽教は国常立尊、天理教は十柱の神等であり、仏界に於ても真宗は阿彌陀如来、禅宗は達磨大師、天台は観世音菩薩等々で、又各宗の祖である弘法、親鸞、日蓮、伝教、法然等は各団体の指導者格である。この意味に於て生前何等かの信仰者は、死後霊界に入るや所属の団体に加盟するを以て無信仰者よりも幾層倍幸福であるかしれない。それに引替え、無信仰者は所属すべき団体がないから、現界に於ける浮浪人の如く大いに困惑するのである。昔から中有に迷うという言葉があるが、これらの霊が中有界で迷うという意味である。
     故に霊界を知らず、死後の世界を信じないものは、一度霊界に往くや安住の所を得ない為、或時期まで痴呆の如くなっている。この一例として先年某所で霊的実験を行った際、有名な○○○○氏の霊が霊媒に憑依してきた。早速○○夫人を招き、その憑霊の言動を見せた処確かに亡夫に相違ないとのことであった。そうして種々の質問を試みたが、その応答は正鵠を欠き、殆んど痴呆症的であったそうである。これは全く生前霊界の存在を信じなかった為で、現世に於ては○○程の卓越した人が霊界に於ては右の如くであるにみて、人は霊界の存在を信じ、現世にある内死後の準備をなしおくべきである。
     天国や極楽は如何なる所であるか、否一体天国や極楽などという世界は事実存在するものであるか、大抵の人は古代人の頭脳から生まれた幻影に過ぎないと思うであろう。然るに私は、天国も極楽も浄土も厳存している事を信ずるのである。

    category:霊界について | by:mistoshicomments(0) | -
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