「霊界の転換」

2020.09.18 Friday 05:53
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    「霊界が夜昼転換するにおいて、人間に対していかなる変化が起るかという事を説いてみよう。
    病気は浄化作用である事は、最早説く必要はあるまい。
    しかしながら、ここに知っておかねばならない事は、肉体の浄化作用が起るより以前に、霊体の方が先に浄化作用が起るという事であって、それは霊体それ自身が霊界に属しているからである。
    しかるに、夜の世界においての霊界は、暗黒か又は月の光であるから、浄化力が極めて微弱であった事で、昼の世界に比べて何十分の一の力である。
    故に、夜の世界であった時期の間は、浄化作用を促進させる事は困難である為、止むを得ずその反対である浄化作用停止即ち固める手段を採らねばならなかったのでそれが病気治癒の唯一の方法とされて今日に到ったのである。
    しかるに、昭和六年即ち満州事変頃から霊界に光明が射し初めたのであるから、この頃より漸次浄化作用が強烈になってきたのである。
    即ち、黎明期に入った訳である。
    これがさきに説いたごとく、夜の世界の右進左退の暗黒的リズムに対し、昼の世界の左進右退的光明のリズムの運動が霊界に起り初めたのである。
    このリズムの変化によって世界のあらゆる事象が転換し始めたのは勿論である。
    この根本原理を知識しない限り、世界の趨勢は明かに知るを得ないのである。
    そうして、左進右退的リズムが浄化作用そのものであるから、年一年浄化作用は旺盛になりつゝあるので、この意味において、漸次、浄化作用停止は不可能となるのである。
    故に、黎明期以前においては、病気に罹るや、薬毒その他の方法によって浄化作用停止を行う事がある程度可能であったのである。

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    「三国同盟の意義」

    2020.09.17 Thursday 05:50
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      蘇聯が東亜へ食指を動かすかとみればたちまちにして退陣し、バルカンやスカンディナビヤへ侵出するやたちまち今日のごとく後退に後退をするの余儀なきに到るという状態は実に雲の性に相似ているのである。
      次に、独逸(ドイツ)は地であるという事は、ナチスの言霊を解釈すれば能く判るのである。
      又独逸国で最も多く用いられている色が褐色である事で、ナチスの服色もそうであり、全く土の色を表徴しているのである。
      又、伊太利(イタリア)が海という事は、ファッショの黒シャツが表徴しているのである。
      これは、現代人には受け入れ難い説明であるが、しかし簡単に説明すれば、海王は黒色の龍であるのである
      (現代人は龍などというと荒唐無稽の説と思うので困るが、私はこの龍の存在を適確に知ったのであるが、それらを説明するには一小冊子にもなるから遺憾ながら省く事とする)。
      次に、仏蘭西(フランス)の霧という事は、独逸の地と英国の月との中間にあって、夜の世界においては天地の間に霧が多いというーその型である。
      故に今回仏蘭西が敗北したという事は、日の光に浴した独逸の為に、霧がはれたという訳である。
      右によって、今次の世界大戦に当嵌(は)めてみる時一層明かになるのである。
      日独伊の三国同盟は、日本即ち太陽が、大地である独逸と海である伊太利を照らす…即ち昼の世界の姿である。
      独逸と伊太利が切っても切れない関係にあるのは陸と海の関係であり、ヒットラー氏は夫で、ムッソリーニ氏は妻であるからである。
      右のごとく三国同盟が昼の世界そのものであるとすれば、月と星の英米は解消しなければならないはずである。
      彼らが敗退に次ぐに敗退の運命を辿っているのは致方ないのである。
      又蘇聯があの様に敗退したという事は、日と地との間を遮(さえぎ)っている雲が、はれんが為の地霊の活動即ち気圧の為にモスコーまで敗退したという訳である。
      すべては天の時と大自然の運行によるのであって、人力のいかんともすベからざるものである。」 (「明日の医術 第3編」より)

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      「三国同盟の意義」

      2020.09.16 Wednesday 05:54
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        「私は、世界の大転換なる人類史上空前の問題の真相を説くに当って、全世界重なる国々の宿命と、夜昼転換に際会しての変化即ち興るもの、滅ぶるものゝ帰趨(きすう)、即ち未来観をかくのである。
        日本神道においては、天地は合せ鏡であるというのであるが、これは真理である。
        即ち天体の構成は大地に反映し、勿論、天体の変化も大地に反映するのである。
        この意味によって、私は検討してみるのである。即ち日本は太陽であり、英国は月であり、米国は星であり、蘇聯(ソ連)は雲であり、独逸(ドイツ)は地であり、伊太利(イタリア)は海であり、仏蘭西(フランス)は霧である。
        それらについて大略説明してみよう。
        日本は説明の要はないが、英国が月であるという事はその国旗が物語っている。
        即ち旗の地色は月明の空の色であり、赤色の条(すじ)が八方に通っているのは、太陽の光を反映して月光が八方へ伸びている形である。
        そうして赤条の縁(ふち)に白条があるのは月自体の色を表わしているという訳で、倫敦(ロンドン)に霧が深いのも月の都であるからである。
        そうして今日まで世界に覇を唱えていたのも、夜の世界は月が王者であるからである。
        又米国の星条旗も面白いと思う。
        この国の物質が豊富なのは星の数が無数であるという訳である。
        又英国との関係も、月と星は夜の世界には共に光輝を放っているからである。
        又天地創造説に月が分裂して星が出来たという事がある。
        これも英国人が米国に移住し、それが開拓の根本となって今日のごとき大米国となったという訳である。
        次に、蘇聯が雲であるという事はその国全体が雪が多いという事は水分が多いのであって常に陰欝である。
        又雲の活動は断えず一定していないで、ある時は拡充し、ある時は縮小し、白雲となり黒雲となり、実に端倪(たんげい)すべからざるものがある。

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        「世界の大転換」

        2020.09.15 Tuesday 05:46
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          ちょうど人間が手足を動かすという事は、眼に見えぬ心が先に動きその命によって手足が動くので決して手足が先に動いて後に心が動くのではない。
          これと同じく霊界は心であって現界は手足であるようなものである。
          そうして私が前に述べた数千年又は数万年目に来るという夜と昼とは霊界においての事象である。
          故にこの意味において今日までの世界は永い間夜であったのである。
          それが今や将に昼の世界に転換せんとするのである。
          この事は古事記にある天の岩戸開きの事であって、天照大御神御出現とは、昼の世界になるという一大予言でもある。
          又西洋においての昔から唱える東方の光という言葉は、この事の予言に外ならないと私は思うのである。
          そうして右のごとき夜昼転換という事を立証せんとするには、霊感や神憑的では一般現代人には受入れ難いであろうから、私は最も判り易い例を以て説明しようとするのである。
          即ち、日本の国名は日の本即ち太陽の本であり、国旗は日の丸である。
          「東方の光」即ち太陽の光は日本から出現するという事も動かすべからざる宿命である。
          それによって私は、黎明期の第一歩が満州事変であると思う。
          即ち日の光がまず西射し満州を照し初めたのである。
          次いで支那を照し、今や南洋を照さんとしているのである。
          いずれは西比利亜(シベリア)も西南亜細亜(アジア)も太平洋もそうなるであろう。
          日の丸の国旗が立つ所…それは太陽の光が届いた所である。」 (「明日の医術 第3編」より)
           

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          「世界の大転換」

          2020.09.14 Monday 05:54
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            「私は、私の創成した日本医術なるものは、いかなる理由によって生れたかという事と、今日まで病気の原因が不明であると共に、既成療法なるもののほとんどが誤謬であって、それが発見されなかったという事について徹底的に説明してみよう。
            そもそも、この大宇宙を観る時、それは実に際涯(さいがい)なき天空の無限大より顕微鏡によっても視る事を得ない無限微に至るまで、
            実にあらゆる物質は大中小それぞれ相応の理によって生成し化育し、離合し、集散し、破壊し、建設しつゝ、無窮の進展を遂げつゝあるのである。
            そうしてすべてに陰陽あるごとく一年にも寒暑の別あり、一日の中にも昼夜の別あり、十年にも昼夜の別あり、百年に千年に万年にもそれがあるのである。
            以上のごとき理によって、数千年かあるいは数万年目に当然来るべき夜と昼との転換期があり今やその時が来つゝあるのであって、今日はその黎明期に相当するのである。
            私のかような言説に対して読者は判断に苦しむであろう、何とならば夜昼は一日の中にのみあるからである。
            従ってこの説明は非常に困難ではあるが、何人にも解釈出来得るはずである。
            それはさきに詳しく説いたごとく吾々の住んでいる地球の上には、霊界空気界物質界の三段階によって構成されている。
            そうしてこれはまた二段に分ける事も出来る。
            即ち空気の水素と地球の土素とは物質であり、霊即ち火素は全然非物質であるからである。
            即ち霊と物質とを区別すれば、霊界と現界とになる。
            そうして霊界と現界との関係を説くに当ってまず知らなければならない事は、あらゆる事象は霊界に先に起り、そのままが現界に移写されるという事である。
            ちょうど映画におけるフィルムが霊界であり、銀幕が現界であるのと同様でそれが天地の厳然たる法則である。
             

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            「明日の医術 第二編 付録」

            2020.09.13 Sunday 06:41
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              その案というのは左のごときものである。
              一、まず、結核患者十人を選択する。その理由は、この病気は余り差異なき同一症状を択ぶに都合が良いからで、又今日最も解決を要すべきものであるからである。
              右十人に対し、西洋医学(内科的又は外科的)、灸点、栄養療法、電気、指圧、精神療法、霊気療法、自然療法、その他の種類を合せ、合計十種の治療者を選び、最初一ケ月間の予定を以て治病試験を行うのである。
              その結果として、ある者は良好に向い、ある者は無効果であり、ある者は悪化するであろう。
              しかし一ケ月間のみにては、その結果は確実とはいい難いから右の方法を繰返すのである。
              かくする事十回即ち十種の療法を十ケ月続ける訳である。
              かようにすれば、有効果と無効果と悪化との区別が判然とするであろう。
              従って政府においては無効果及び悪結果の療法は、有効果療法に転向させるのである。
              勿論同じ効果であっても、十種の中、最優効果を採択すべきである事は勿論である。
              右のごとき、第一位に採択されたる療法こそ一挙に難問題である国民保健問題ー特に結核問題を解決するに役立つであろう。
              しかも僅々(きんきん)十ケ月間の日子(にっし)と些細(ささい)の手数によって解決さるるのであり、その効果は根本的、永遠的であり、しかも重大時局を解決する基本的条件となる以上ぜひ実行すべきであると思うのである。
              右の方法実行の場合、相当の困難と思う事は、その治療者の選択である。
              これについて私見をいえば、官報又は新聞紙の広告等によって弘く天下の逸材を集めるのである。
              しかしながら問題の性質上、余程の自信がなければ応じられない訳であるから、申込者は相当の技能者とみて差支えなかろう。
              従って万一多数の場合は前述の十人宛(ずつ)を何組に増加しても良かろうしそれが一ケ月宛の試験によって無効果又は悪結果は漸次淘汰され、優秀者のみが残る事になり、その優秀者から又選択せられて、最後に最優者即ち第一位の療法が残る事になる訳である。
              但し、いかに優秀な療法であっても門外不出的の一代限りのものであってはならない。
              何人といえども修得すれば実効果あるものでなくてはならないのである。
              右のごとき試験の結果採択されたる第一位の医術こそ、将来の日本医術と決定すべきであろう。」 (「明日の医術 第2編」より)

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              「明日の医術 第二編 付録」

              2020.09.12 Saturday 06:51
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                「私は、付録としてこの際ぜひ政府において実行されたいと思う希望を述べるのであるが、当局者及び専門家は固より大方の識者におかれても、私のここに説く所の論旨に関心を払われん事を冀(こいねが)うものである。」
                政府へ建議する
                「現在日本が直面しつつあるこの重大時局…即ち大戦争に勝ち抜く為には、今後の時局に即応しない古い機構は一大英断を以て改革すべきである事は、最早論議の余地はあるまい。
                政府においてもここに見る所あるか、事変以来今までに見られない程の革新的政策を次々行っているという事実は、まことに快心に堪えぬものがある。
                それについて私は、人的資源の問題に関し、この際一日も早く政府において実行すべきであると思う一つの案を提出せんとするのである。
                さきに詳説したごとく人的資源の問題を解決するには、何よりも罹病者を減少せしむるという事ほど、良策はないとして、それには真の治病の力ある医術を要求するのは勿論である。
                しかるに、政府は今日まで西洋医学のみに依存して他を顧(かえり)みないという実情は西洋医学以上の治病効果あるものは他にないと断定している為であろう。
                しかるにも拘わらず西洋医学的あらゆる方策を講ずるも、予期のごとき効果がないのみか益々悪化の傾向を辿(たど)りつつあるという事実であり、特に結核問題についてしかりである。
                私は政府に対し、この際一大改革を要望するものである。
                それは西洋医学以上の優れたる療法が民間にあるを知る事である。
                しかもそれらの者は黙々として日夜国民保健の為に努力し、絶大なる効果を挙げつつあるに拘わらず、未だ世に認められずして冷遇されつつある一事である。
                今日本は、戦力の増強に向って官民共に大進軍をなしつつある。
                これに対し私は西洋医学依存の夢から醒める事ほど右に対する効果はあるまい。
                否一日も早く目覚めない限り、国家の前途危しと言わざるを得ないと思うのである。
                それについて私は、最も容易にして有効なる一案を提唱したいのである。
                この方法によれば国民保健問題解決の端緒となるであろうと共に、この様な方法を必ず実行しない訳にはゆかない時の来る事を想うのである。

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                「明日の医術 第二編 結論」

                2020.09.11 Friday 05:55
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                  それは猶太(ユダヤ)人の創成した唯物的医学の旧秩序を以てしては、ついに人類の生命は破滅に陥るより外はないからである。
                  ちょうど、自由主義国家群が、ついに崩壊せざれば熄(や)まざらんとするそれのように!
                  私は、自分の研究の成果を余す所なく説いたつもりである。
                  しかしここに断わっておきたい事は、私として西洋医学を誹謗(ひぼう)する意志はいささかももたないつもりであって、ただ是(ぜ)を是とし、非を非とする公正なる見解の下に批判したつもりであるが、あるいは読む人により西洋医学に対し、余りに非難に過ぎると思うかもしれない事を懼(おそ)るるのである。
                  又私の説にも幾多の誤謬があるかも知れないが、その点は充分御叱正を給わりたいのである。
                  従って、この著書の論旨は一個の学説として読まれん事である。
                  勿論有用な点があれば採り、無用と思惟する点を捨てればいいであろう。
                  ただ私としては自分の知り得たと思う真実を発表する事…それは国家に稗益するところ大なりと信じたからでそれ以外に他意はないのである。
                  そうして私の説が真理であるか非真理であるかは、時が判定してくれると思っている。
                  次に、この著書は非売としたのである。
                  それはいかなる訳かというと、一般的に頒布(はんぷ)するには、時期未だ尚早と思うからである。
                  何となれば、現在の西洋医学によって樹てられたる機構に対し、万一、何らかの影響を与えるとすれば、それは面白くないと思うからでもある。
                  従って、私のこの著書を国家社会が要求する時期の必ず来るべき事を信ずるが故に、その時の来るまで待っているつもりである。」 
                   

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                  「明日の医術 第二編 結論」

                  2020.09.10 Thursday 05:37
                  0

                    そうして今一つ重要なる事は、私の医術は何人といえども修練をすれば出来得るのである。
                    医学的知識のない者でも、男女年齢のいかんを問わず出来得るのである。
                    しかも修練期間は普通一個年位で、数人の医学博士が首を傾(かし)げた病気でも治癒するので、そのような例は日々無数にあるのである。
                    私は、事実そのままを述べているつもりであるが、あるいは誇張に過ぎると思われはしないかと、それを心配するのである。
                    そうして何千年来、医学における根本的誤謬に人類がなぜ気付かなかったかに対し、読者は大いなる疑問を起すであろう。
                    それと共に、私のような医学的知識のない者が、いかにして、その誤謬を発見し得たかという事に対しても、同様の疑問を起さずにはいられないであろう。
                    右の二点を徹底的に説く事によって、一切は闡明(せんめい)されるのである。
                    勿論それは、宇宙の実体から歴史の推移、文化の変転、霊と物質との関係、霊界の真相、人間生死一如の真諦にまでも及ばなくてはならないのである。
                    特に今、全世界いかなる人種といえども、圏外に立つ事を許されないー現に行われつつあるところの空前の大戦争、大禍乱であって、誰もが言っているところの世界の大転換である。
                    そうしてこの大転換の由って起った根本原理と、私の創成した日本医術との根本原理が、まことによく一致しているという事である、これ故に、この根本原理を知るという事は、独り私の医術のみに止まらないのであって、将来における世界の趨勢(すうせい)が、いかになりゆくやについてもおよその見透しをつけ得るであろう。
                    これら一切を説示する事によって、人間の生命、健康、病気等、数千年来、人類の知らんとして知り得なかった神秘は、白日の下に曝(さら)け出さるるであろう。
                    そうして日本を主とする八紘為宇の道義的新世界が建設された暁、全世界の人類が王化に浴し、平和を共楽せんとするも、その健康にして全たからざるにおいては、何らの意味も為さないであろう。
                    基督(キリスト)は言った。「爾(なんじ)、世界を得るとも、生命を失わば如何にせんや」…と、実に宜(むべ)なりというべきである。
                    以上の意味において、私は健康の世界新秩序を創建すべき重大時期が来つつある事を信じて疑わないのである。

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                    「明日の医術 第二編 結論」

                    2020.09.09 Wednesday 05:23
                    0

                      故に、その療法原理においても、西洋医学においては、体内に毒素を固むるのを目的とし、私の方は毒素を溶解して体外へ排泄するのを目的とする。
                      一は、固むるのを目的とし、一は溶かすのを目的とする。
                      従って固むる結果は病原を残存させ、再発の因を作るのである。
                      これに反し溶かす結果は、病原を排除し、再発の因を無くする事である。
                      右のごとき、両々相反する理論は、いずれが真理であるかは言をまたずして明かであろう。
                      しかしながら、私の右の理論に対して、特に専門家はいうであろう。
                      なるほど病気の根原は毒素であるが、その毒素を溶解排除するなどは、実際上不可能で、それは理想でしかない。
                      故に止むを得ず次善的方法として手術か又は固むるので、固め療法の発達したのも止むを得ないのであると、しかるに、私が創成したこの日本医術は、毒素の溶解排除の方法に成功したのである。
                      現代医学がいかに進歩せりと誇称するも、皮下に溜結せる毒素に対し、切開手術を行わなければ、膿一滴といえども除去し得ないであろう。
                      しかるに私の方法によれば、外部からいささかの苦痛をも与えずして、いかなる深部といえども自由に膿結を溶解排除する事が出来得るのである。
                      盲腸炎は一回の施術によって治癒し、歯痛は外部からその場で痛みを去り、他のいかなる痛みといえども数回の施術によって無痛たらしめ得るのである。
                      肺結核も完全に治癒せしめ得、癌も解消せしめ得るのである。
                      その他疫痢も精神病も喘息も心臓病も痔瘻(じろう)も医学上難治とされている疾患のそのほとんどは治癒せしめ得るのである。
                      ただ私の療法で困難と思うのは、医療を加え過ぎた患者である。
                      特に薬物多用者とレントゲンや深部電気、ラジウム等を幾十回も受用せられたものである。
                      又、種々の療法を受けた結果、衰弱はなはだしい患者においては、病原を除去し終るまで生命を保てないので、かような場合は、不成績の止むを得ない事があるばかりである。
                      故に、発病後速かに本療法を受ければ、そのことごとくは全治するといっても過言ではないのである。
                      従って、私の方では研究という言葉は無いのである。
                      何となれば、病原も明かであり、治癒も確定しているから、その必要がないからである。

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